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青島 広志:オペラ「黄金の国」全2幕

1990年 3/10 (土) 18:30開演
オペラ

東京室内歌劇場・第七十一回公演 '90都民芸術フェスティバル参加公演

青島 広志:オペラ「黄金の国」全2幕

公演について

 島原の乱の直後、幕府の厳しい弾圧のために、切支丹たちは地下に潜り、表面上はどう見ても信者とはわからないような暮らしをよそおうことになった。いわゆる「隠れキリシタン」である。
 ひそかにキリスト教を奉ずる大名、朝長作右衛門は、今や日本にただ一人となってしまった神父、フェレイラをかくまっている。今宵も切支丹たちの寄りあいがあり、そこに、おりしも「踏み絵」の知らせがもたらされた。「踏み絵」とは、切支丹かどうかを調べるために、奉行が、イエス・キリストの絵姿を踏ませるのだ。百姓たちは不安を隠しきれない。
 そこへ、朝長の娘、雪が、懺悔をしに現われる。彼女は、奉行所に勤める若い侍、源之助を愛しているのだった。しかし、ことの発覚を怖れたフェレイラは、雪に、諦めるように悟す。
 数日後、雪と女中のはつがミサの衣を繕っているところに、突然、源之助が尋ねてくる。彼は、朝長が奉行所にとらえられ、その命を助けてほしければ、フェレイラをひき出せという奉行の命令を、愛する雪のために、ひと足先に、単身、知らせに来たのである。百姓たちの視線はフェレイラに向けられる。人々に、殉教の尊さを説いてきたフェレイラは、今、わが身にふりかかってきた受難をうけ入れることのできない、自分の弱さをあらためて知り、はげしく悩む……。
 1982年1月に、東京オペラ・プロデュースでこの作品が初演されたとき、その投げかけた興奮の渦は、今なお記憶に新しい。作曲者はそれまで、東京室内歌劇場を中心とするオペラ団体の稽古にたずさわってはいたが、作曲家としてのデビューはこれが初めてで、その劇場機構と観客の心理をつかんだ斬新な作曲技法が賞賛されたのであった。また、当日急病となった指揮者のかわりに、作曲者が指揮台に登ったこと、にもかかわらず出演者全員がみずからの役どころを適確につかまえ、緊密なアンサンブルを作り上げていったことが、初演の成功につながったのである。
 このオペラはただちに翌年の東京都芸術フェスティバル主催公演に選ばれ、東京文化会館にてオリジナルな編成で再演され、その後も長崎・大阪・東京・名古屋で人々に感動を与え続けている。
このたびの上演では、初演以来、万人が期待していた指揮者と演出家をむかえ、新しいスタッフ・キャストによる満を持した公演となる。

チラシ・画像

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日時・会場

1990年3月10日(土) 18:30

浅草公会堂

台東区浅草1-38-6

地下鉄
銀座線(渋谷~浅草) 浅草駅 1番・3番出口 徒歩5分
都営浅草線(西馬込~押上) 浅草駅 A4出口 徒歩7分
私鉄
東武鉄道浅草駅 北口 徒歩5分
つくばエクスプレス(秋葉原~つくば) 浅草駅 A1出口 徒歩3分

料金

4,000円(全席自由)

プログラム

青島 広志:オペラ「黄金の国」全2幕
原作 遠藤 周作

出演

  • 朝長峰茂樹
  • 雪小林加代子
  • はつ岩森美里
  • フェレイラ松本進
  • 嘉助久岡昇
  • のろ作
  • 茂吉川上勝功
  • 久市佐川守正
  • 井上谷茂樹
  • 平田島村武男
  • 源之助近藤伸政
  • 伝令小野勉
  • 合唱団OMP十二の声
  • 1高野典子
  • 12:堀津光恵
  • 13:大島久実
  • 1大村有子
  • 12:松本文代
  • 13:宮沢友子
  • 1堀津誠
  • 12:柚木彰
  • 13:関和行
  • 1宮沢彰
  • 12:田中俊哉
  • 13:土屋一平
  • 演奏Fl.西沢幸彦
  • 演奏Cl.板倉康明
  • 演奏Vn.三戸泰雄
  • 演奏Vc.武田実
  • 演奏Tr.野崎明宏
  • 演奏Cor.高野哲夫
  • 演奏Perc.福島喜裕
  • 演奏Pf.大藤玲子

スタッフ

  • 演出栗山昌良
  • 装置鈴木俊朗
  • 照明室伏生大
  • 衣裳岸井克己
  • 舞台監督菅原多敢弘
  • 演出助手小須田紀子
  • 演出助手國松真知子
  • 合唱指揮栗山文昭
  • 副指揮安藤伸二
  • 副指揮上野正博
  • 副指揮富澤裕
  • 副指揮樋本英一
  • 制作中村健
  • 制作青島広志

協賛

(財)アサヒビール芸術文化財団

主催

東京室内歌劇場
(社)日本演奏連盟

共催

オペラ団体協議会

お問い合わせ

一般社団法人東京室内歌劇場 事務局
TEL:03-5642-2267
FAX:03-5642-2268
Email info@chamber-opera.jp
HP: https//chamber-opera.jp