青島 広志:オペラ「黄金の国」全2幕
東京室内歌劇場・第七十一回公演 '90都民芸術フェスティバル参加公演 島原の乱の直後、幕府の厳しい弾圧のために、切支丹たちは地下に潜り、表面上はどう見ても信者とはわからないような暮らしをよそおうことになった。いわゆる「隠れキリシタン」である。 画像をクリックすると拡大します。 4,000円(全席自由) 青島 広志:オペラ「黄金の国」全2幕 テノール さいとうちゅうせい (財)アサヒビール芸術文化財団 東京室内歌劇場 オペラ団体協議会 一般社団法人東京室内歌劇場 事務局 青島 広志:オペラ「黄金の国」全2幕
公演について
ひそかにキリスト教を奉ずる大名、朝長作右衛門は、今や日本にただ一人となってしまった神父、フェレイラをかくまっている。今宵も切支丹たちの寄りあいがあり、そこに、おりしも「踏み絵」の知らせがもたらされた。「踏み絵」とは、切支丹かどうかを調べるために、奉行が、イエス・キリストの絵姿を踏ませるのだ。百姓たちは不安を隠しきれない。
そこへ、朝長の娘、雪が、懺悔をしに現われる。彼女は、奉行所に勤める若い侍、源之助を愛しているのだった。しかし、ことの発覚を怖れたフェレイラは、雪に、諦めるように悟す。
数日後、雪と女中のはつがミサの衣を繕っているところに、突然、源之助が尋ねてくる。彼は、朝長が奉行所にとらえられ、その命を助けてほしければ、フェレイラをひき出せという奉行の命令を、愛する雪のために、ひと足先に、単身、知らせに来たのである。百姓たちの視線はフェレイラに向けられる。人々に、殉教の尊さを説いてきたフェレイラは、今、わが身にふりかかってきた受難をうけ入れることのできない、自分の弱さをあらためて知り、はげしく悩む……。
1982年1月に、東京オペラ・プロデュースでこの作品が初演されたとき、その投げかけた興奮の渦は、今なお記憶に新しい。作曲者はそれまで、東京室内歌劇場を中心とするオペラ団体の稽古にたずさわってはいたが、作曲家としてのデビューはこれが初めてで、その劇場機構と観客の心理をつかんだ斬新な作曲技法が賞賛されたのであった。また、当日急病となった指揮者のかわりに、作曲者が指揮台に登ったこと、にもかかわらず出演者全員がみずからの役どころを適確につかまえ、緊密なアンサンブルを作り上げていったことが、初演の成功につながったのである。
このオペラはただちに翌年の東京都芸術フェスティバル主催公演に選ばれ、東京文化会館にてオリジナルな編成で再演され、その後も長崎・大阪・東京・名古屋で人々に感動を与え続けている。
このたびの上演では、初演以来、万人が期待していた指揮者と演出家をむかえ、新しいスタッフ・キャストによる満を持した公演となる。チラシ・画像
日時・会場
料金
プログラム
原作 遠藤 周作出演
スタッフ

斉藤 忠生
協賛
主催
(社)日本演奏連盟共催
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